ひとは生きていく。いのちよりも長く。
『この世界の片隅に』の制作スタッフから

天間荘の三姉妹

10.28(金)全国ロードショー
「人は、大きな悲しみにどう寄り添えばいいのか」を正面から伝えたい 「人は、大きな悲しみにどう寄り添えばいいのか」を正面から伝えたい
◆鑑賞をご予定の皆様への注意ならびにお願い◆
本作品には、津波ならびに水害のシーン、
大きな地震を想起させる描写が含まれております。
ご鑑賞にあたって、
内容をご了承のうえでご覧くださるようお願い申し上げます。
『天間荘の三姉妹』製作委員会

 『スカイハイ』『SIDOOH-士道-』『JUMBO MAX』で知られる漫画家・髙橋ツトムと、『あずみ』『ゴジラ FINAL WARS』『ルパン三世』などの話題作を手がけ、現在はハリウッドを拠点に活躍する映画監督・北村龍平。ふたりの盟友によってこの映画が生み出された。原作コミックは髙橋の筆による単行本4巻分の『天間荘の三姉妹 ースカイハイー』。「人が生きること」についてのヒューマンファンタジーである本作を、アニメーション映画『この世界の片隅に』を大ヒットに導いた真木太郎が実写映画としてプロデュースした。
 三姉妹の三女・たまえを演じるのは、のん。天真爛漫と孤独感が同居する難しいヒロインを完璧に演じきる。次女・かなえ役は実力派として高い評価を得る門脇麦。長女・のぞみ役は本作で一段と女優としての貫禄がついた大島優子。そして、彼女たちの母親・恵子を、国内外で数々の賞に輝く寺島しのぶが演じ、画面全体の緊張感を引き上げる。

一番大切なものは、天と地の間にありました。
一番大切なものは、天と地の間にありました。

ストーリー

 天界と地上の間にある街、三ツ瀬。美しい海を見下ろす山の上に、老舗旅館「天間荘」がある。切り盛りするのは若女将の天間のぞみ(大島優子)だ。のぞみの妹・かなえ(門脇麦)はイルカのトレーナー。ふたりの母親にして大女将の恵子(寺島しのぶ)は逃げた父親をいまだに恨んでいる。
 ある日、小川たまえ(のん)という少女が謎の女性・イズコ(柴咲コウ)に連れられて天間荘にやってきた。たまえはのぞみとかなえの腹違いの妹で、現世では天涯孤独の身。交通事故にあい、臨死状態に陥ったのだった。
 イズコはたまえに言う。「天間荘で魂の疲れを癒して、肉体に戻るか、そのまま天界へ旅立つのか決めたらいいわ」。しかし、たまえは天間荘に客として泊まるのではなく、働かせてほしいと申し出る。そもそも三ツ瀬とは何なのか? 天間荘の真の役割とは?

たまえにも「決断の時」が刻々と近づいていた。
たまえにも「決断の時」が刻々と近づいていた。
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予告編

キャスト

のん
小川たまえ
のん

1993年生まれ。劇場アニメ『この世界の片隅に』(16年)で主人公・すずの声を演じ、第38回ヨコハマ映画祭にて審査員特別賞、作品賞を受賞し高い評価を得る。第40回日本アカデミー賞では最優秀アニメーション作品賞を受賞。女優業に“創作あーちすと”としてアート・音楽など意欲的に活動を続ける。自身が初監督を務め、主演・脚本・撮影・編集を担当したYouTube Original「おちをつけなんせ」(19年)を配信。舞台では音楽劇「私の恋人」(19年初演、22年再演)、「シブヤデアイマショウ」(21年)、「愛が世界を救います(ただし屁が出ます)」(21年)など。近年の映画出演作に『星屑の町』(20年)、『8日で死んだ怪獣の12日の物語』(20年)、『私をくいとめて』(20年)、脚本・監督・主演を務める『Ribbon』(22年)など。公開待機作に『さかなのこ』(9月1日公開予定)がある。

門脇麦
天間かなえ

1992年生まれ。2011年にドラマで女優デビュー。『愛の渦』(14年)をはじめ『闇金ウシジマくん Part2』(14年)などで、第6回TAMA映画賞最優秀新進女優賞、第36回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞、第88回キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞を受賞。『止められるか、俺たちを』(18年)では第61回ブルーリボン賞主演女優賞を受賞。主な出演作に連続テレビ小説「まれ」(NHK/15年)、「麒麟がくる」(NHK/20-21年)、「ミステリと言う勿れ」(CX/22年)、舞台「わたしは真悟」(16-17年)、「ねじまき鳥クロニクル」(20年)、「ケダモノ」(22年)、映画『太陽』、『二重生活』(ともに16年)、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(17年)、『チワワちゃん』(19年)、『さよならくちびる』(19年)、『あのこは貴族』(21年)、『浅草キッド』(Netflix/21年)などがある。

大島優子
天間のぞみ

1988年生まれ。栃木県出身。2014年、『紙の月』で第38回日本アカデミー賞優秀助演女優賞、第39回報知映画賞助演女優賞など多くの映画賞を受賞。主な出演映画に『櫻の園』(08)、『銀色の雨』(09)、『スイートリトルライズ』(10)、『メリダとおそろしの森』(12/声の出演)、『闇金ウシジマくん』(12)、『劇場版 SPEC~結~ 漸ノ篇/爻ノ篇』(13)、『ロマンス』(15)、『真田十勇士』(16)、『疾風ロンド』(16)、『生きちゃった』(20)、『明日の食卓』(21)、『妖怪大戦争 ガーディアンズ』(21)、『ボクたちはみんな大人になれなかった』(21)、『女子高生に殺されたい』(22)、『とんび』(22)など。公開待機作に『七人の秘書 THE MOVIE』(10月7日公開予定)がある。

高良健吾
魚堂一馬

1987年生まれ。2006年『ハリヨの夏』で銀幕デビューを果たし、2007年には映画『M』で第19回東京国際映画祭日本映画・ある視点部門特別賞を受賞。『軽蔑』(11年)で第35回日本アカデミー賞新人俳優賞、翌年『苦役列車』(12年)で第36回日本アカデミー賞優秀助演男優賞、2013年『横道世之介』では第56回ブルーリボン賞主演男優賞/第23回日本映画プロフェッショナル大賞主演男優賞と、出演するたびに高い評価を受けている。近年の出演作に、『多十郎殉愛記』(19年)、『狼煙が呼ぶ』(19年)、『アンダー・ユア・ベッド』(19年)、『人間失格 太宰治と3人の女たち』(19年)、『葬式の名人』(19年)、『カツベン!』(19年)、『星の子』(20年)、『夏、至るころ』(20年)、『おもいで写眞』(21年)、『あのこは貴族』(21年)、『くれなずめ』(21年)、『BiSH presents PCR is PaiPAi CHiNCHiN ROCK’N’ROLL「オルガン」』(22年)などがある。

山谷花純
芹崎優那

1996年生まれ。2007年、エイベックス主催のオーディションに合格し、翌年ドラマ「CHANGE」(CX)でデビュー。その後ドラマ「あまちゃん」(NHK/13年)、「ファーストクラス」(CX/14年)、「手裏剣戦隊ニンニンジャー」(EX/15年)、主演映画『シンデレラゲーム』(16年)、舞台「ヘンリー八世」(20年)「終わりよければすべてよし」(21年)などに出演。2018年、映画『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』では末期がん患者役に丸刈りで臨み注目を集める。2019年、主演作『フェイクプラスティックプラネット』でマドリード国際映画祭最優秀外国語映画主演女優賞を受賞。近年の出演作にドラマ「私の正しいお兄ちゃん」(FOD/21年)、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK/22年)、『とんかつDJアゲ太郎』(20年)、『さくら』(20年)、『まともじゃないのは君も一緒』(21年)、『N号棟』(22年)などがある。

萩原利久
早乙女海斗

1999年生まれ。2008年デビュー。『イノセント15』(16年)で映画初主演を果たす。近年の映画出演作に、『牛首村』(22年)、『花束みたいな恋をした』『Bittersand』(21年)、『アイネクライネナハトムジーク』『十二人の死にたい子どもたち』『恐怖人形』(19年)、など。ドラマでは「新・信長公記〜クラスメイトは戦国武将〜」(NTV/22年)、「探偵が早すぎる〜春のトリック返し祭り〜」(YTV・NTV/22年)、「美しい彼」(MBS/21年)、連続テレビ小説「エール」(NHK/20年)、「3年A組―今から皆さんは、人質です―」(NTV/19年)などがある。
待機作として映画『左様なら今晩は』(11月11日公開)がある。

平山浩行
早乙女勝造

1977年生まれ、岐阜県出身。2003年にドラマ『高原へいらっしゃい』(TBS)で俳優デビュー。近年の主な出演作品として映画では『本能寺ホテル』(17年)、『昼顔』(17年)、『ハルカの陶』(19年)など。ドラマでは『仮面ライダーセイバー』(EX/20年)、『寂しい丘で狩りをする』(TX/22年)、『パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~ season2』(Hulu/22年)などに出演。最新作の主演映画「シグナチャー 〜日本を世界の銘醸地に〜」(22年11月公開予定)はニース国際映画祭にて最優秀作品賞を受賞。

柳葉敏郎
魚堂源一

1961年生まれ。1984年、劇男一世風靡”セピア”のメンバーとして路上パフォーマンスを繰り広げ話題を呼ぶ。その後『南へ走れ、海の道を!』(86年)で本格的スクリーンデビューし、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。以後、TV・映画・CMと幅広く展開。1997年から放送された人気ドラマ・映画「踊る大捜査線」シリーズの室井慎次役が人気となり、2005年にスピンオフ主演作『容疑者 室井慎次』が大ヒット。近年の主な出演作に、ドラマ「やすらぎの刻〜道」(EX/19年)、「白い巨塔」(EX/19年)、「ケイジとケンジ〜所轄と地検の24時〜」(EX/20年)、主演「山村美紗トラベルミステリー 鉄道警察官 捜査ファイル」(MBS/20年)、「ザ・ハイスクール ヒーローズ」(EX/21年)、映画『泣く子はいねぇが』(20年)、『いのちの停車場』(21年)、『光を追いかけて』(21年)など。公開待機作に『仕掛人・藤枝梅安 一』(23年2月3日公開予定)がある。

中村雅俊(友情出演)
宝来武

1951年生まれ。1973年、慶應義塾大学在学中、文学座附属演劇研究所に入所。1974年、NTV「われら青春!」の主役に抜擢されデビュー。挿入歌「ふれあい」で歌手デビューし、売り上げが100万枚を超える。 俳優としても歌手としても活躍を続けており、デビューから毎年行う全国コンサートも1500回を超える。近年の主な出演作に、舞台 「ミッドナイト・イン・バリ」(17年)、KOKAMI@network vol.16「ローリング・ソング」(18年)、中村雅俊アニバーサリー公演「勝小吉伝」(19年)、ドラマ「風の峠~銀漢の賦~」(NHK/15年)、連続テレビ小説「半分、青い。」(NHK/18年)、「病院の治しかた~ドクター有原の挑戦~」(TX/20年)、「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」(NTV/21年)、「正義の天秤」(NHK/21年)、映画『60歳のラブレター』(09年)、『武士の献立』(13年)(語り)、「謎解きはディナーのあとで」(13年)、『北の桜守』(18年)などがある。

三田佳子(特別出演)
財前玲子

1941年生まれ。1960年、女子美附属高校卒業と同時に東映に入社。『殺られてたまるか』のヒロイン役でスクリーンデビュー。以後日本映画全盛期を代表するスター女優のひとりとして、東映在籍中60本以上の作品に出演。1967年に独立し、各社の映画、舞台、テレビ、出版等多分野に活動の場を広げる。日本アカデミー賞最優秀主演女優賞・ブルーリボン賞主演女優賞・田中絹代賞・芸術祭賞等賞歴多数。また2013年には文化庁長官表彰、2014年には旭日小綬章、2016年には橋田賞特別賞を受賞。2度にわたるNHK大河ドラマの主演(1986年「いのち」/1994年「花の乱」)や1989年/1990年の紅白歌合戦の司会等もつとめる。近年の主な出演作に、ドラマ「凪のお暇」(TBS/19年)、主演ドラマ「すぐ死ぬんだから」(NHKBSプレミアム/20年)、『約束のネバーランド』(20年)、ドラマ「プロミス・シンデレラ」(TBS/21年)などがある。

永瀬正敏(友情出演)
小川清志

1966年生まれ。『ションベン・ライダー』(83年)で俳優デビュー。『息子』(91年)で日本アカデミー賞新人俳優賞・最優秀助演男優賞他、計8つの国内映画賞を受賞。海外作品にも多数出演し、『ミステリー・トレイン』(89年)ではカンヌ国際映画祭最優秀芸術貢献賞を受賞。主演を務めた『オータム・ムーン』(91年)はロカルノ国際映画祭グランプリ、『コールド・フィーバー』(95年)では、リミニ国際映画祭グランプリ、トリノ映画祭審査員特別賞を受賞。『KANO 1931海の向こうの甲子園』(14年)では、金馬奨で中華圏以外の俳優で初めて主演男優賞にノミネートされ、『あん』(15年)、『パターソン』(16年)、『光』(17年)でカンヌ国際映画祭に3年連続で公式選出された初のアジア人俳優となった。2018年には芸術選奨文部科学大臣賞受賞。今年の主な出演作に『ノイズ』(22年)、『再開の奈良』(22年)、『ちょっと思い出しただけ』(22年)、『ホテルアイリス』(22年)など。公開待機作に『百花』(9月9日公開)、『ファンタスマゴリー』(10月1日公開)がある。

寺島しのぶ
天間恵子

1972年生まれ。ドラマ「誌城の旅びと」(NHK/89年)で女優デビュー。『赤目四十八瀧心中未遂』(03年)、『ヴァイブレータ』(03年)で国内外の映画賞を数多く受賞。『キャタピラー』(10年)では、ベルリン国際映画祭銀熊賞(女優賞)に輝き、主演作『オー・ルーシー!』(18年)ではインディペンデント・スピリット賞主演女優賞にノミネートされた。近年の主な出演作に、ドラマ「女系家族」(EX/21年)、「競争の番人」(CX/22年)、映画『ヤクザと家族 The Family』(21年)、『Arc アーク』(21年)、『キネマの神様』(21年)、『空白』(21年)など。公開待機作に主演映画『あちらにいる鬼』(11月公開予定)がある。

柴咲コウ
イズコ

1981年生まれ。「倶楽部6」(TBS/98年)でデビュー。『バトル・ロワイアル』(00年)で注目を集め、翌年『GO』(01年)の演技が高く評価され日本アカデミー賞最優秀助演女優賞、キネマ旬報ベストテン最優秀助演女優賞などその年の映画賞を総なめにする。大河ドラマ「おんな城主 直虎」(NHK/17年)で主演を務め話題を呼ぶ。2002年歌手としても活動開始し、作詞の多くを自ら手がけている。主な出演作は『世界の中心で、愛をさけぶ』(04年)、『メゾン・ド・ヒミコ』(05年)、『容疑者Xの献身』(08年)、『食堂かたつむり』(10年)、『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』(13年)、『47RONIN』(13年)、『青天の霹靂』(14年)、『信長協奏曲』(16年)、『燃えよ剣』(21年)、自身が監督を務めた『巫.KANNAGI』(22年)、『ホリック xxxHOLiC』(22年)、連続テレビ小説「エール」(NHK/20年)、「35歳の少女」(NTV/20年)、「インビジブル」(TBS/22年)など。公開待機作に『沈黙のパレード』(9月16日公開予定)、『月の満ち欠け』(22年12月2日公開予定)がある。

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スタッフ

  • プロデューサー
    真木太郎(『この世界の片隅に』)
  • 監督
    北村龍平
  • 脚本
    嶋田うれ葉
  • 音楽
    松本晃彦
  • 原作
    髙橋ツトム「天間荘の三姉妹-スカイハイ-」
    (集英社 ヤングジャンプ コミックス DIGITAL刊)
Presented by 東北新社
  • エグゼクティブプロデューサー
    中島信也
  • プロデューサー
    真木太郎
    和田大輔
  • 撮影
    柳島克己
  • 美術
    三ツ松けいこ
  • 照明
    加持通明
  • 装飾
    佐原敦史
  • 録音
    久連石由文
  • 衣裳
    小林身和子
  • ヘアメイク
    酒井夢月
  • VFXスーパーバイザー
    オダイッセイ
  • スクリプター
    唐仁原朝乃
  • 編集
    北島翔平
  • 音響効果
    柴崎憲治
  • キャスティング
    門田治子
  • 助監督
    久保田博紀
  • 制作担当
    間口彰
  • 配給
    東映
  • 制作プロダクション
    ジェンコ
  • 製作
    『天間荘の三姉妹』製作委員会
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