ストーリー
天界と地上の間にある街、三ツ瀬。美しい海を見下ろす山の上に、老舗旅館「天間荘」がある。切り盛りするのは若女将の天間のぞみ(大島優子)だ。のぞみの妹・かなえ(門脇麦)はイルカのトレーナー。ふたりの母親にして大女将の恵子(寺島しのぶ)は逃げた父親をいまだに恨んでいる。
ある日、小川たまえ(のん)という少女が謎の女性・イズコ(柴咲コウ)に連れられて天間荘にやってきた。たまえはのぞみとかなえの腹違いの妹で、現世では天涯孤独の身。交通事故にあい、臨死状態に陥ったのだった。
イズコはたまえに言う。「天間荘で魂の疲れを癒して、肉体に戻るか、そのまま天界へ旅立つのか決めたらいいわ」。しかし、たまえは天間荘に客として泊まるのではなく、働かせてほしいと申し出る。そもそも三ツ瀬とは何なのか? 天間荘の真の役割とは?


原作と出会ってから8年という長い旅路の果てに、とても特別で大切な作品が完成しました。 この映画に込められたメッセージが、混沌としたこの世界に、温かく力強いエネルギーを与えることができると信じています。
この映画のテーマはとても身近なものです。
いつもは意識しないけれど
振り返ると誰にでもあるんです。
日本人が美しい日本を想い
紡ぎ出した作品です!
『天間荘の三姉妹』は、希望を探すのではなく、
あなた自身が希望だと気づく物語。
それを証明した映画です。